地元の人がこよなく愛す純米酒「富久錦」/兵庫県加西市

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富久錦は米にこだわる

酒蔵「富久錦」(ふくにしき)のある加西市は、播磨平野に位置する“山田錦”のお膝元。山田錦といえば、知らぬ人のいない酒米の王者だ。となれば、米にこだわらないはずはない。だから「富久錦」がつくるのは、純米酒のみ。
1992年には「製造する全量を純米酒にする」という、全国でも珍しい「純米蔵」を謳っているのだ。米にこだわる純米酒だから、地元で採れた良質な米を厳選して使用する。富久錦にしっかりとしたうまみがあるのは、そのためだ。料理の引き立て役ではない、まさに主役になれる酒なのである。

富久錦は人と自然の調和がテーマ

創業は1839年。「富久錦」の名前は、近郊の名刹・法華山一乗寺の紅葉をあらわす「錦」と、めでたい「富久」という言葉を合わせたものだという。その思いが、いまでも「人と自然の調和」をテーマに酒造りを続けている富久錦に反映されている。
地元で育った米、蔵の井戸から汲んだ水、そして地元の人間によって醸される酒。それぞれの調和によって生まれる「地米酒」は、地元・兵庫の人々に愛され続けている。

ACCESS

富久錦株式会社
兵庫県加西市口町1048
URL http://www.fukunishiki.co.jp/
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