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200年の歴史を持つ清元節清元節は、もともと浄瑠璃の流派として1814年に創設された。初代清元延寿太夫が江戸にあった歌舞伎の市村座の顔見世に出演して、清元を名乗るようになったのが始まりだ。以後、歌舞伎の伴奏音楽としても発達していく。その特徴は豊後節から派生した叙情的な風情だ。 江戸浄瑠璃といえば清元というほどに、その音楽は広く浸透していった。 |
唄を引き立てるお話を伺ったのは清元節の清元榮三さん。清元三味線で2003年に重要無形文化財保持者の認定を受けた方だ。 榮三さんに三味線の話をしてもらうと最初にこんな言葉が出た。 |
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三味線と唄が会話する今回は演奏を披露してくれるという。取材のご相談をした際に、榮三さんは弟の清元美寿太夫さんもいっしょにと誘ってくれた。美寿太夫さんはそのお名前からもわかるように太夫、つまり唄を担当する方だ。目の前でその演奏が聞けるというのは、ものすごく貴重な時間。 |
ACCESS
- 高輪派 清元榮三
- 東京都