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万華鏡のようなカットグラス中田がグラスを手に取り、覗き込む。そこには万華鏡のような世界が広がっている。ぐるりとグラスをひとまわりさせると、さまざまに違った紋様が浮かび上がる。篠崎ガラス工芸所の篠崎清一さん、英明さんの親子が制作した作品だ。 「でもそれは昔のこと。シンプルなものは海外へ発注するなどして、日本の職人は淘汰されていってしまった。それから昔は有名なデザイナーがデザインしたという付加価値がなければ、百貨店などで取り扱ってもらえなかったんですよ。だから職人は大変だったんです」 |
職人の技が生み出したデザイン「これはオヤジの代表作なんです。この花模様は今でも人気があります」 |
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集中して重さを忘れるさらに篠崎さんはサイズの大きな作品を作る。江戸切子というと、手に収まるコップやワイングラスが思い浮かぶ。しかし篠崎さんは、数人前の食べ物が乗るのではないかと思える大皿や料理用の鍋ぐらいあるのではないかと思う水差しも作っている。中田がその水差しを持ってみると「重い」とつい言葉に出てしまうぐらいの重量があった。材質はクリスタルガラス。当然大きくなれば重い。何と10キロ以上もある器もあるそうだ。 |
ACCESS
- 篠崎硝子工芸所
- 東京都江東区大島5-2-2
- URL http://www.shinozaki-garasu.com/