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京舞という文化江戸時代の中期にできた日本舞踊の上方舞のうち、京都固有の特色を持つ井上流を特に「京舞」と呼ぶ。この日、井上流五世家元 井上八千代さんのもとを訪ねた。 女性ならではの美しい所作と、きびきびと緊張感のある力強さ、その両方を備えた京舞。井上流は、表情で気持ちを表すことをしない。すべての表現は「舞」で行う。だからこそ動きのすべてが繊細かつ濃密であるのだが、この舞の動作を中田も教えていただいくとになった。 |
人の命を表現すること基本は「おいどをおろす」こと。この姿勢が女性らしい形を現すのだが、上体はゆったり背筋を伸ばしたまま、おいど(お尻)を低く保つ体勢はとても難しい。さらに、歩き方は足の裏を地面に付けたままにじり歩く。この歩き方はなによりも先にお稽古するのだという。この基本動作だけでも、相当の体力を使うものだ。 |
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ACCESS
- 片山家能楽・京舞保存財団
- 京都市東山区新門前通大和大路東入西之町224
- URL http://www.arc.ritsumei.ac.jp/k-kanze/