全国三吉神社の総本宮「太平山三吉神社」/秋田県秋田市

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1300年以上の歴史を持つ神社

北海道から福島までの東北各地、またブラジルサンパウロに祀られる、「三吉神社」「太平山講」「三吉講」の総本宮である、太平山三吉神社におじゃました。
社伝によれば創建は673年。いまから1300年以上も前のこと。673年に役小角が創建したと伝えられている。後の801年、ときの征夷大将軍坂上田村麻呂がが東夷征討の際に、戦勝を祈願して堂宇を建て、そのときに奉納されたお鏑は神宝として、現在にも伝えられている。

弱きを助け、邪悪をくじく神様を祀る神社

三吉神社にに祀られている神様に三吉霊神(みよしのおおかみ)という神様がいる。三吉霊神は力の神、勝負の神、破邪顕正の神とされている。弱きを助け、邪悪をくじく神様だ。戊辰戦争の際に、秋田藩主が信仰したことでそのご利益が一気にひろまり、現在では勝利成功、また事業繁栄のお社として、地元はもとより、関東などの遠方からの参拝者が訪れるようになった。

山の上の奥宮

里宮は秋田藩主佐竹氏の別荘跡に建つ。里宮は文字通り、里にある宮。いつでも誰でも参拝ができるお宮だ。それに加えて太平山三吉神社は奥宮がある。あるのは太平山の”山頂”。取材当日、中田は山道を歩き奥宮まで参拝にいった。途中には雪の残るところもあり、平坦な道のりではなかった。それも当然、太平山は修験の山としても知られる山。その道を乗り越えてみると、「やっぱりきついよね」とはいうが、中田の顔にはすっきりした表情が広がっていた。

ACCESS

太平山三吉神社
秋田県秋田市広面赤沼3
URL http://www.miyoshi.or.jp/
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