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稲荷神社の総本宮「お稲荷さん」といえば、日本でいちばん身近な神社といっても過言ではないかもしれない。全国に3万社あるとされる稲荷神社の総本宮が、ここ「伏見稲荷大社」である。創建は711年とされ、稲荷山の3つの峯に、秦伊呂具(巨)(はたのいろぐ)が神を祀ったことに始まったという。しかし、それ以前の民間信仰も色濃く反映されているとの意見もあるので、ずいぶんと古くから日本人に根付いた信仰である。 ところで、お稲荷さんといえば狐。伏見稲荷大社の桜門にも狐がいる。何で狐なんだろうと不思議に思ったことがあるかもしれないが、狐は稲荷明神の使いとされる、神聖な動物だから。そのため、稲荷神社では狛犬にかわって狐が置かれているのだ。来る平成23年は、「伏見稲荷大社」ができて1300年の年。現在、諸建築の修復を行っている。新しく塗りかえられた社殿が、鮮やかさに佇んでいた。 |
ACCESS
- 伏見稲荷大社
- 京都市伏見区深草藪之内町68番地
- URL http://inari.jp/