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ほかの麩とは違う強い噛み応え
奥山製麩所で作っている六田麩の特長をあげるなら、まずそのしっかりとした強い噛み応えがあるだろう。通常、お吸い物などにいれる麩はフワフワしたやわらかさが特長だが、奥山製麩所の麩は、グルテンを配合できるぎりぎりまで入れることで、たんぱく室が豊富で、独特のみっちりと詰まった食感の麩を作り上げている。
名水の湧く地区で作られる麩
奥山製麩所のある東根市六田地区は、奥羽山系からの豊富な水脈に恵まれ名水が多く湧水する地区として、3mも掘れば水が出るといわれてる。
その六田地区には、江戸時代に秋田藩の佐竹公が宿泊した際に病気を患い、六田の井戸水を飲んだところたちどころに病が治ったという伝説があり、奥山製麩所では、その伝説の佐竹井戸と同じ地下水を使用して今も麩作りをしている。
麩を食卓の中心に
麩といえば、お吸い物の彩りとしてなど麩そのものを楽しむということは少ないように思えるが、最近はヘルシー食材としてその存在を見直されている。
特にここ奥山製麩所の六田麩は、そのしっかりとした食感を生かし、天ぷらや煮物などのメイン食材として使用できるほか、お菓子としてのアレンジも豊富だ。おせんべい風、ラスクにみたてた「ふ・ラスク」、生麩にあんこを包み込んだ「麩まんじゅう」など、お土産としての人気も高い。
もちろん、麩は和食にぴったりの食材、実はお肉の代用としても楽しめることができる。アレンジメニューは、奥山製麩所のサイト内でも紹介されているので、ぜひ興味のある方はチェックしてみてほしい。