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磁器と陶器を練り合わせる?陶芸家 佐々木里知(りいち)さんの魅力はなんといっても、“とどまらない”ことだ。 「自然のなせる業というのももちろん魅力的ですが、作意を残すことも大事だと思っています。見え隠れするストーリーを入れる。例えば紋様を入れるなど何かしらの人為的なことを作品に入れ込んでいくということも作品の魅力のひとつだと思います」と佐々木さんは話す。 |
教わるよりも探すそこで教えているのは、“探す”いうこと。「いろいろなものを吸収しながら育ってほしい。大学ではモノの本質はきちんと抑えた上で、視野を広げてほしいと思って教えています」。 佐々木さんがこの道に入ってからすでに30年ほどが経つ。だから周りからは「責任を持て」などと言われることもあるそうだ。しかし佐々木さんは「実績はもちろん必要かもしれないけど、何を考えて、どう試みをしたかが大事だと思うんです。社会的に立派になるより、考えながら蓄積していったほうが、自分が面白い」と話してくれた。いまでもいくつも賞をとり、教える立場にいる現在でも“探す”というキーワードで動いている作家なのだ。 |
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リスクを超えてこそ生まれるものモノづくりという仕事は、例えば「こう表現をしたい」、「こういうモノを作りたい」というところから出発し、それを作品に落とし込んでいく仕事だ。ゴールを見定めて、それに向かって作りこんでいく作業ともいえるかもしれない。でも佐々木さんは、こうも言う。 |
ACCESS
- 陶芸家 佐々木里知
- 山形県山形市
- URL https://www.potterysasakiriichi.jp/