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写真家 土門拳日本に始めて写真技術が伝わったのは江戸時代の長崎だと言われている、そしてはじめて写真館ができたのは開国の舞台 横浜だった。大正から昭和にかけて工業化が進み国産カメラメーカーも登場、世間にカメラ機器が流通し、様々な写真表現が芽生えはじめる。現代では大変身近な存在になっているカメラや写真は、近代において急速に発達した文化なのだ。その日本写真史を語るとき、なくてはならない存在が写真家 土門拳だ。 |
世界で初めての個人美術館山形県酒田市にある「土門拳記念館」は世界で初めて一人の作家をテーマにした写真専門の美術館として1983年10月に開館した。酒田市栄誉市民第一号となった土門は自身の作品の全てを酒田市に寄贈したいと提案し、酒田市がこれに応えて誕生したのだ。 |
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記念館だからこそ体感できる“作品”実は、土門拳記念館にはもう一つ見どころがある。鳥海山を望む美しい環境に調和する建物は建築家 谷口吉生氏の設計。庭園は華道草月流家元勅使河原宏氏が、彫刻とベンチはイサム・ノグチ氏が友人である土門のために寄贈したもの。記念館全体に、時代の寵児たちの美学がちりばめられているのだ。 |
ACCESS
- 公益財団法人 土門拳記念館
- 山形県酒田市飯森山二丁目13番地(飯森山公園内)
- URL http://www.domonken-kinenkan.jp