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伝説を持つ光明寺と、紅葉が美しい境内
浄土宗を開いた法然上人。光明寺は、熊谷次郎直実という人が法然を慕い、その教えに帰依して弟子「蓮生法師(れんせいほっし)」となり1198年、この地に念仏三昧院を建てたのが始まりだといわれる。
それから30年後の1228年、法然の17回忌に際し、遺骸をここで荼毘に付し、廟堂が建てられることになった。そのとき、法然の石棺がまばゆいほどの光を放ったのだという。それを知った四条天皇から、「光明寺」という勅額を与えられたそうだ。
西山浄土宗の総本山として知られる光明寺だが、境内にあふれる木々が四季折々に見せる美しさでも有名。春には桜で満開になり、夏は青々しい緑が満ち溢れる。京都随一と称されるのは、秋の紅葉。赤く色づいたもみじに埋め尽くされた「もみじ参道」は、それは見事。そして、水墨画のように美しい冬の雪景色。
四季折々の自然を愛でる、京都の醍醐味を存分に味わえる寺である。
嵯峨嵐山に建つ寺「天龍寺」/京都府京都市 – NIHONMONO
歴史的な和解から誕生した天龍寺 天龍寺は、1339年足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建した臨済宗の寺だ
日本·京都の美が蘇る「南禅寺」/京都府京都市 – NIHONMONO
多くの人々が集まる南禅寺 1291年、亀山法皇により開かれた、日本で初めての皇室勅願の禅寺である「南禅寺」。後