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ガラスの手磨きにこだわる仕上げ
江戸切子の店 華硝は、江戸切子の工房として1964年に創業した。現在は2代目熊倉隆一さん、3代目熊倉隆行さんが制作に携わる。
江戸切子の店 華硝の大きな特徴は、商品は全て「手磨き仕上げ」を行うこと。カットの美しさを最終的に完成させる磨きの工程にこだわりを持つ。そして手磨き仕上げを行うための機会や材料は全て自作したものだという。
ガラスでありながら手触りにも気を配る、大量生産の器にはない手仕事をひとつひとつの器にこめている。
江戸切子を世界へ
江戸切子はその色と独特の紋様が国内外から人気を集める工芸品だ。江戸切子の店 華硝では、より多くの海外の方々へもその魅力を伝えたいという。オールドグラス、ワイングラスをはじめ、ランプシェードも手掛け、欧州の生活にも美しく栄えるデザインだ。
また、新しく独自の紋様を器に取り入れ、現代的な感覚を追求した作品にも取り組んでいる。その新しい紋様は新たなファンを獲得し、江戸切子の認識の幅を広げることにも繋がっている。
手に持って使用するグラス、灯りをともして眺めれば美しく佇むランプ。現代の生活をより豊かに美しく演出する江戸切子を作り続けている。
江戸切子の変化を見つめる職人「江戸切子」小林淑郎さん・小林昂平さん/東京都江東区 – NIHONMONO
海外のデザインを受け継いだ江戸切子 江戸切子の紋様には決まったパターンがある。「だいたい10数種類のパターンの
「江戸切子」の新しいデザイン 篠崎晴一さん·篠崎英明さん/東京都江東区 – NIHONMONO
万華鏡のような江戸切子のカットグラス 中田がグラスを手に取り、覗き込む。そこには万華鏡のような世界が広がってい