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金属とガラス質の融合これまでの旅の中で、さまざまな伝統工芸に出会ってきたが、今回はそのなかでも初めての訪問となる「七宝」。 |
細かな作業が美しさのもと中田がおじゃました工房でも、まず目がいったのは小さな電気炉。 |
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釉薬が導き出す輝き次に釉薬を置く作業。古瀬さんの作品を見て中田は「このさまざまな色はすべて釉薬ですよね。これを混ざらないように塗るというのがすごい」と言った。でも古瀬さんは釉薬を見せてくれて「塗るというより“置く”という感覚です」と言う。釉薬は液体というイメージだが、よく見るとちゃんと粒子が残っているので、七宝で釉薬を使う場合にはそれを置くという表現のほうが近いのだ。 そこで、中田も挑戦。古瀬さんが用意してくれたのは、丸、三角、四角、というシンプルなデザインをあしらったペンダントヘッド。デザインがシンプルだからといって侮ることなかれ。「何色がいいかな」とワクワクしていた中田も釉薬を手に取ると急に無口になり、手元に集中することに。そうしないとやはり作業ができないのだ。 |
ACCESS
- 工芸家 古瀬静子
- 山形県山形市