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父から家業を継ぐ今回お話を伺った菅原伸一さんは、建具師と指物師というふたつの顔を持った方だ。建具師として父である先代から家業を受け継ぎ、寺院では国の重要文化財に指定されている寛永寺旧本坊表門(黒門)の修復や、毛越寺の本堂復元では建具を担当した。 |
木の素材そのものを引き出すこと天然の秋田杉で作ったという組子細工の夏障子に中田が見入っていると、菅原さんは「若い頃は細かく凝ったデザインのものばかりを作っていました」と話してくれた。そして目が行くのが木の模様。中田が「これは文様をつけたものだと思った」というその模様は、自然が生み出した年輪を活かしていたのだ。 |
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組子作りを体験する工房では組子作りを体験させてもらった。「こういう作業苦手なんです…」と中田がいうと、菅原さんも「実は私も不器用なんですよ」と言う。 |
ACCESS
- 工房いち乃葉 菅原伸一
- 岩手県一関市
- URL http://sugawarashinichi.jp/