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大きな木がずらりとならぶ貯木場待ち合わせの場所は“広葉樹の森”と名付けられた「貯木場」だった。家具製作の会社だけれど、まず木を見てもらいたいということだ。中には見たこともないような大きな木が1枚1枚、凛とした姿で「木材」になり保管されていた。そこで案内してくれた工藤宏太さんから衝撃的な一言が出た。 |
1本の木が100年でひと山の価値に育つ「山を持っている人は何年かに一度、パルプ用に木を切り出します。本当はね、その時に山を丸刈りにしないで、いい広葉樹を10~20本残しておくといいんです。その残った良い木が100年、つまり三代残れば大きく育ちますから、1本でひと山分の価値になるんですよ。そうやって良い木を残すようにしていくことが大事なんです」 そして外に出て見せていただいたのは長さ6m以上もある巨木の前。特別にこの木を木材にする製材の場面を見せてもらった。木には必ずある“芯”がどのように入っているかを見極めながら製材していく。 |
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この木はこうなる運命だったというものに岩泉純木家具が一貫して自社で行う、木の収集と製材から始まる家具づくり。製材所で「木に聞いて覚える」と工藤さんは言っていたが、家具も同じ。 |
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- 岩泉純木家具有限会社
- 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字片畑7番地
- URL http://www.junbokukagu.co.jp/