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「藍を建てる」とは?「一草(いっそう)」は、藍染作家の梶本登基子さんが主宰する藍染工房。徳島の天然藍を染料に、クヌギ・カシ・サクラなどの木の灰汁(あく)を媒染とした、昔ながらの手法でおこなっている。 |
藍は生きているこの染め液のなかでは藍の還元菌という微生物が生きていて、発酵具合に応じてさらに石灰やふすまを投入する。もちろん、見えない微生物と向き合うのは骨が折れる。よく「藍は生きている」という言葉が使われるが、まさにその通りで、温度、アルカリ度、与える栄養によって、微妙に発酵具合が違ってくるのだ。 |
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様々な色合いを楽しむこと藍の色には、古来、たくさんの美しい名前がつけられてきた。ほとんど白に近い「藍白(あいしろ)」、それよりもう少しだけ濃い「瓶覗(かめのぞき)」、黄色がかった薄い藍色の「浅葱(あさぎ)」、暗い青の「縹(はなだ)」、縹に黒味がかった「納戸(なんど)」、縹に赤みがかった「濃縹(こきはなだ)」などなど。薄い色から濃い色まで、色の変化が多様なのも藍染めの魅力。 一草では、この藍の色の魅力を最大限引き出すため、素材を生かしたシンプルなものづくりをモットーにしている。美しく染め上げられた布を見るだけでも興味がそそられる。中田も染色の手ほどきを受け、その出来栄えには思わずにんまり。 |
ACCESS
- 一草
- 徳島市吉野本町4-20-5
- URL http://www.awa-ai.com/