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仙台箪笥の「金具」を作る仕事今回の旅で、仙台箪笥を取り扱うお店も訪れたので、仙台箪笥の歴史などの説明そのものはそちらの項を見ていただきたい。そこでも説明したが仙台箪笥は本来、幅4尺(約120センチ)、高さ3尺(90センチ)と決まっている。 それでも目を引くのは、豪華な飾りがあるからではないだろうか。普通、箪笥というと取っ手の部分にある金具や角の補強のために金具を使っている。しかし、仙台箪笥は武士が愛用したということもあるのだろうか、多くのものが正面に豪華な鉄の打ち出し金具がついているのだ。どうしてもそれに目を奪われてしまう。 |
“たがね”だけで1300種類八重樫仙台タンス工房は、八重樫さんで四代目を数える歴史のある工房。祖父の代から仙台箪笥の金具一筋で生きてきたと、八重樫さんは話す。仙台箪笥は指物、漆塗り、金具すべてを分業で行う。だから、金具職人の八重樫さんは金具一筋なのだ。 |
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意匠をオリジナルで作り出す仙台箪笥の金具の意匠には、先ほど言ったように龍や唐獅子など、伝統的なものがある。もちろん定番の図案を叩くことも多いのだが、八重樫さんはオリジナルの意匠も描き出す。 |
ACCESS
- 八重樫仙台タンス金具工房
- 宮城県仙台市若林区下飯田字屋敷北164