いつもと違う経験を。「宿坊 普賢院」/和歌山県高野町

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空海が開いた人々を広く受けいれる宿坊

弘法大師空海が拓いた真言密教の聖地。そして、世界遺産にも登録された霊山・高野山にある宿坊「普賢院(ふげんいん)」。
宿坊(しゅくぼう)とは、元来修行中の僧侶が寝泊りするために作られた施設。
平安時代以降、寺社参詣が貴族や武士、一般市民にも普及したことを受けて、僧侶に関わらず、寺社参詣に訪れた人が宿泊出来る施設として多くの人に利用され、現在では精進料理を味わったり、坐禅を組んだりと、普通の旅館とは違う体験が出来るという理由から人気を博している。

凛として美しい普賢院でのひととき

今回中田が宿泊させて頂いた「普賢院」は、年間120万人が訪れる高野山にあって、参拝客に限らず多くの人々が宿泊する人気の宿坊。入ってすぐに螺鈿細工が見事な壁面や貴重な調度品によって、独特の空間を作り上げられている。
部屋を仕切る襖には、墨で襖絵がそれぞれ描かれており、この部屋にはどんな襖絵なのかと部屋ごとに異なる襖絵を見ることも楽しい。施設の手入れや接客は、高野山で修行をつむ学生僧の方々がしてくれる。中学生、高校生くらいの若い僧達がキビキビと働く姿は見ていて、とても気持ちが良く、その緩やかな口調に、こちらまで心が穏やかになるようだった。

普賢院で特別な体験を

家族など少人数で宿泊出来るのはもちろん、研修施設として団体での利用も可能。写経体験プランや仏舎利拝観プランなど、宿泊プランも充実しているので、いつもと違う体験がしたいという方には、おススメのお宿だ。

ACCESS

宿坊 普賢院
和歌山県伊都郡高野町高野山605
URL http://www.fugen-in.com/
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