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「傷に鎌先」といわれる名湯宮城県南部に位置する鎌先温泉は1428年に開湯し、約600年の歴史を持つ温泉だ。この地で一番古くから湯屋を営む「時音の宿 湯主一條」は、当代で20代目を数える。 一條家の祖先は、戦国の武将・今川義元の食客として仕えていたが、桶狭間の戦いで打ち破れこの地を訪れた際、この温泉に浸かったところ傷が癒えたことから、弓矢を置き、湯小屋を始めた。この由来にあるように、特に外傷への効能があるとされ、「傷に鎌先」 と長年親しまれてきたのだ。 |
「湯主一條の木造本館」で味わう宮城の逸品「時音の宿 湯主一條」 を訪れると、誰もが目を奪われるものがある。それは御宿一番の自慢でもある木造4階建の建物「一條本館」。大正から昭和初期にかけて宮大工の手によって建てられた日本建築は、まさに先人たちの知恵と美意識の結晶だ。 |
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映画の主人公が過ごすように「お客様は、映画の主人公です。『一條の森』 に迷い込み、素朴な東北のおもてなしに触れ、小さな感動を幾つも体験する。そして、優しい気持ちになって現代へお帰りになる。そういう流れを大切に、お迎えしております」 そう、20代目当主 一條達也さんは語る。 小さな温泉地、伝統ある温泉地だからこそ感じられる安らぎがある。その魅力に惹かれ、幾度も訪れるリピーターも多いという。 |
ACCESS
- 時音の宿 湯主一條
- 宮城県白石市福岡字蔵本字鎌先1-48
- URL http://www.ichijoh.co.jp/