![]() |
麻のような涼しげなからむし織福島県指定重要無形文化財となっている”からむし織”。イラクサ科の宿根草である、からむしから繊維をとり、糸を紡ぎ出して、それを使った織物がからむし織だ。一見、麻織物のようにも見えるが、麻よりもハリがあるのが特徴だ。ざっくりと織った小物から、着物の反物まで幅広い織物がある。 |
からむし織りに魅せられた理由今回は昭和村にある工房に伺い、からむし織をされている齋藤環さんにお話を伺った。ところで齋藤さんは実は昭和村のご出身ではない。実は、昭和村役場では毎年4人ずつ、からむし織の体験生というような形で移住者を募っている。そのうちのひとりとして齋藤さんは昭和村にやってきたのだ。初めてこの地を訪れたときに雪景色を見て感動したことを覚えているという。 |
![]() |
![]() |
もっとも時間のかかる糸作り齋藤さんはからむし織の制作を栽培、刈り取り、糸作りから織りまでのすべてを一貫して行う。その全行程のなかで、実際に機織り機の前に座る時間よりもずっと時間がかかるのが、からむしの糸作りだという。 |
ACCESS
- からむし織 齋藤環
- 福島県大沼郡昭和村喰丸三島1071
- URL http://toarucafe.blog.fc2.com/