甘くて美味しいオレンジ色のスイカ
皆さんは、今年の夏はスイカを食べただろうか?家族でテーブルを囲んで、真っ赤に熟れたスイカを食べるというのは夏の風物詩。そう、すいかといえば、思い浮かべるのは赤。でも、「北陸・越前 あらいや」のスイカは何とオレンジなのだ。種が少なく、皮ギリギリまで果肉が詰まった「東尋坊オレンジスイカ」は、糖度が12~14%もある甘いスイカだ。一般的に、糖度10%が合格点とされるなかで、「東尋坊オレンジスイカ」は群を抜いた甘さを誇る。
このオレンジスイカは2000年に日本で独自の研究の結果生まれた品種。世界中で日本でのみ、生産されている。生産者の新井さんは、種苗業者から苗を購入したのがきっかけで栽培が始まったという。初めて収穫した時のことをこう語ってくれた。
「スイカの黄色って、おいしくない色だと思っていたんです。だから、畑で初めて見たときには、このスイカも美味しくないんだろうなと思って食べたら、味が全然違うからびっくりしたんです。」
みずみずしく柔らかいスイカ
また、注目すべき点は甘さだけではないらしい。「食感」にも自信があるという。スーパーなどで売られているスイカは総じて硬いものが多いが、それは店頭でカット売りをするため。カット売りができないスイカはなかなか売れないため、農家はみずみずしさを犠牲にしてでも、硬く赤いすいかを作るのだとか。しかし、東尋坊オレンジスイカは、噛んだ瞬間に果肉がはじけるほどにみずみずしくて柔らかい。ほのかな香りと、甘さ、水分が絶妙に交わり口の中に広がる。
色に目を奪われ、食感に驚き、口に広がる甘さに感激する。東尋坊オレンジスイカの収穫季節は、7月~8月中旬。直売所やインターネットにて販売されている。今までに出会ったこともないオレンジ色の新しいスイカ、ぜひご賞味あれ。