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ガラス作品に惚れ込んで日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホテル 「松島一の坊」 には、世界にその名を知られたガラス工芸家の作品を展示する美術館が併設されている。 |
ガラス工芸家 藤田喬平藤田喬平氏は1921年に東京に生まれた。東京美術学校 (現・東京藝術大学) で彫金を学び、卒業後にガラス製品メーカーに就職。すぐに独立し、ガラス作品の制作へ没頭して行く。 花器、ハコ、グラス、器、茶器、造形作品などあらゆる造形に挑戦し、ガラスに命を吹き込んだように艶やかで色彩豊かな作品を発表。自らのインスピレーションと“日本の美”をありありと表現するなかで、独自の芸術世界を確立した。 |
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夢を入れるハコ「飾筥」茨城県北茨城市で訪れたガラス工房SILICAで藤田氏のガラス作品を見たときに、「衝撃を受けた」 と中田が語る作品がこちらにも展示されている。 「イタリアで制作されたものと日本で制作された作品では、色彩感覚が違うように感じますね」 と中田。イタリアで制作し、ヴェネチアガラス伝統のカンナ技法を用いた、 「カンナ文様」 のシリーズも数多く展示されている。流線はどこまでも伸びやかに、色はおおらかにその魅力が溢れるよう。 |
ACCESS
- 藤田喬平ガラス美術館
- 宮城県宮城郡松島町高城浜1−4
- URL http://www.ichinobo.com/museum/