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自宅兼アトリエをそのまま記念館に東京の渋谷駅コンコースに岡本太郎の『明日の神話』が現れたのは2008年。数十メートルもある巨大な壁画で、当初その圧倒的なパワーの前に足を止めない人はいないぐらいだった。この壁画を見に全国から渋谷を訪れた人も多いという。 |
アトリエだからこそ見学当日は「岡本太郎の50年」という企画展が催されており、1947年から絶筆となる最後の作品までを10年区切りで1枚ずつ展示されていた。1947年の壁に展示されていたのは、戦後の岡本太郎作品のなかで日本に残る一番古い作品だという。飾られている絵はそれぞれ時代ごとに5枚。それでも岡本太郎の変遷を垣間見ることができる。大々的な展覧会も良さはあるが、ひとりの作家を見つめるために凝縮した空間でこうした展覧会を観ることができることは、記念館だからできることなのではないだろうか。 |
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ACCESS
- 岡本太郎記念館
- 東京都港区南青山6丁目1−19
- URL http://www.taro-okamoto.or.jp/