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銅の器で飲むコーヒー中田の前に二杯のアイスコーヒー。ひとつはガラスのコップに入ったもの。もうひとつは銅でできたカップに入ったもの。飲み比べる。 「あと、銅のほうが冷たい気がする」
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一枚の銅の板を、叩いて縮める「鎚起銅器(ついきどうき)」は燕市に古くから伝わる地場産業。現在では国内唯一の生産地となっている。この地で約200年の伝統を守る玉川堂の七代目 玉川基行さんにお話を伺う。 そして工房へ。この日は中田も、ぐい呑み作りを体験させていただくことになった。指導役の玉川達士さんが金鎚で銅の板を叩く。「じゃあ、中田さんも」といって玉川さんが金鎚と銅の板を手渡してくれた。見ようみまねで、叩く。しかし、これが想像以上に難しい。中田はだんだん無口に。そして…
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魅了する、深い色合いできあがったぐいのみを火炉で熱し、錫を溶かして膜を貼らせる。 鎚起銅器の大きな魅力のひとつ、それはこの最後の工程で得られる質感の美しさだろう。深い色合いと柔らかい光沢は見ているだけでため息がでるほど。脈々と受け継がる職人の技術によって、1枚の銅の板からこれほど美しい食器が作られるのだ。
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ACCESS
- 株式会社玉川堂
- 新潟県燕市中央通り2丁目3064
- URL http://www.gyokusendo.com/