目次
雑賀の名を冠するお酒
「雑賀孫市」(さいかまごいち)――。
雑賀孫市は、戦国時代に鉄砲の扱いにかけては右に出るものはいないといわれた鉄砲傭兵集団、雑賀衆の頭領のこと。
九重雑賀のご主人・雑賀さんはその雑賀衆の末裔で、お酒にもご自身の名前を冠しているのである。「雑賀」という名前をつけることにより、その味の責任の所在を明らかにしたいという決意の表れでもあるのだという。
モンドセレクション連続受賞の日本酒「田端酒造」/和歌山県和歌山市 – NIHONMONO
34年連続最高金賞の日本酒 「モンドセレクション国際コンクール」で、22年連続最高金賞を受賞し続けている日本酒
平和への願いが生んだ酒蔵「平和酒造」/和歌山県海南市 – NIHONMONO
「平和な時代」で酒造りをしたい 「平和酒造」の創業は1928年。その名前に「平和」の文字が入っているのには理由
「九重雑賀」の始まりは食酢
「九重雑賀」は、もともと食酢の製造から始まった蔵。1908年に食酢の製造をはじめ、よりよい酢を製造するために原材料にこだわった。その結果、酢の主原料である酒粕を得るために清酒醸造も始めたというわけだ。
それから100年近くたった現在でも、「九重」という名前の酢も作り続けている。酒のほうも、酸の効いたキリリとしまった味が特徴だ。
雑誌などのメディアに多く取り上げられる、人気の逸品。ほのかな甘みときれいな酸が宿る日本酒、一度は味わってほしい酒だ。