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伝統を受けつぐ、糸取りの工房一面に田園が広がる、緑豊かな木之本町大音(おおと)。今回訪ねることになった佃三恵子さんの工房に近づくと、コトコトと小さな音が響いていた。糸を紡ぐ音だ。平安時代から1000年以上も変わらない音だ。 |
繭から糸を取る座繰(ざぐり)器という機械に向かい、約80度に熱した鍋で繭をほぐし、わらの箒で引っ掛けて糸を取っていく。大変な集中力と根気のいる作業だ。そのため、昔から嫌われる仕事だったと佃さんは語る。 |
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ACCESS
- 町邦楽器原糸製造保存会
- 滋賀県長浜市木之本町