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日本でぶどうが食べられはじめて1000年。ワイン作りもなんと、130年!
甲州にこだわる理由とは
日本ワインの最大の生産地・山梨でも、有名なワイナリーが、ここ「勝沼醸造」。最初はクオリティの高いワインを目指して、外国産のブドウを輸入したり、ワインを輸入していたという。しかし現在は、甲州ぶどうを原料とする「甲州ワイン」にこだわりを持つ。
「何で甲州にこだわるんですか?」
中田の質問に、オーナーの有賀雄二さんは、「うーん」と首をひねりながらもこう答えてくれた。
意外なようだが、日本でブドウが食べられるようになってから、なんと1000年が経つという。「だからものすごく伝統のある食べ物なんです。日本ワインだってすでに130年の歴史があるんですね。それを次世代にバトンタッチしたいと思っています」
その土地で育てたものを原料にするのが一番!—— 地元産原料へのこだわり
良いワインは良いぶどうから
そのためにブドウ栽培にこだわり、常に研究を怠らない。「和食と相性のいい甲州ワイン、というものにグローバリズムを見出したい。甲州ワインは世界のコンテストに出しても見劣りしないものなんです。ただ、いまある甲州ワインが完成形だとは思っていない」有賀さんは静かにそう語った。
人間の体は、その土地で作られた、その土地の気候に合ったものを一番美味しく感じるという。日本の気候に合ったブドウのワインが、日本人には一番美味しいのかもしれない。
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