三笠山のお宿
奈良市を見下ろす若葉山は標高342m、奈良の新年を祝う山焼きの行事が行われることでも有名だ。山が3つ連なることから「三笠山」とも呼ばれてきた。その山麓で客人を迎えるのが、和風旅館「奈良 万葉若草の宿 三笠」。
奈良の街並を一望できるロビーでは、チェックインの後にお抹茶を頂くサービスがある。「寛ぎ」に気持ちを切り替える、ほっと一服。
「奈良 万葉若草の宿 三笠」は2009年春に、客室が全室リニューアルオープンした。新設されたお部屋は全て、柔らかな光が差し込む明るい客室。「特別室」は、信楽焼の陶器で作られた露天風呂と檜の内湯が設えられており、日本庭園を眺めながら入浴のひとときを楽しむことができる。また「露天風呂付客室」も、お部屋によって檜と信楽焼の2種類の露天風呂がある。和風旅館ではちょっと珍しい「メゾネットルーム」は、お部屋の中に階段があり客室が2間ある構造。1階の縁側が上階と繋がる吹き抜けになっているため開放感があり、2世帯、3世帯家族での滞在も、ゆったり過すことができる。
食で楽しむ「奈良」
お料理には、こだわりの黒毛和牛「伊賀牛」を使用している。東大寺「修二会」の法会で使われる松明木が伊賀の名張より届けられおり、その身近なご縁にちなんでいるとのこと。郷土に根付いた、豚ロースの柳生鍋や、地鶏 奈良肉鶏を使用した鍋物、奈良漬、茶がゆといったお料理も、食で楽しむ「奈良」として好評だ。
夜には、過去に新日本3大夜景にも選ばれた古都奈良の夜景をロビーから一望する。格別のひとときは、思い出に残ること間違いないだろう。