目次
日本三霊山のひとつ「雄山」
富山の豊かな自然の象徴である立山連峰(たてやまれんぽう)。
そのなかでも、雄山(おやま)は古くから、富士山、白山とともに、日本三霊山として信仰を集めてきた。
その頂上には、雄山神社の峰本社がある。
三社殿から成る雄山神社
日本海側に属する雄山は雪深く、冬ともなれば、山はすっぽりと雪に覆われて、頂上に行くのは非常に困難だ。
そこで、年中の諸祭礼を怠りなく行うために、雄山神社のなかでもっとも平野部に近いところに建てられたのが、ここ前立社壇(まえたてしゃだん)であったのだ。
前立社壇、祈願殿、峰本社の三社をあわせて雄山神社としている。
雄山の上から絶景を臨む
ここは越中一宮とされ、庶民からの信仰が深かったのと同時に、武士たちからも崇敬された神社として知られる。
例えば源頼朝が信仰し、本殿の再建に尽力したのを初めとし、足利氏、佐々氏など、数々の武将、大名によって信仰された。
今回、中田は雄山登山にも参加した。
山道の木々からもれる光は幻想的で、3000メートルの頂上にある本社から見下ろす風景は、雄大という言葉では表現しきれないほどの景色だった。
古くから親しまれる山岳信仰の地。富山県随一のパワースポット「大岩山 日石寺」 – NIHONMONO
黒部館山の雄大な山々と美しい富山湾、そして薬売りの文化によって育まれたというガラスのアートが有名。しかし、寺院数が日本で3番目に多いというのは意外と知られていな…