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勝駒という銘酒を造る
創業は1906年、100年以上もの歴史を持つ酒蔵。 古くから残る蔵は、国から有形文化財の登録を受けており、そのたたずまいは古きよき日本の姿を見せてくれる。 富山の酒は、淡麗辛口なのにもかかわらず、まろやかな味わいが口に残り、飲み飽きることのないものが多い。 清都酒造場の「勝駒(かちこま)」というお酒も、さらりとした飲み口に、米のうまみがぎっしりと詰まった、まさに富山の酒。 そして、クセがないため、どんな料理にもあい、毎日でも飲める酒だ。
地元に愛される日本酒
この「毎日でも飲める酒」というのはひとつのキーワード。 じつは、富山県は地酒の消費量が全国トップ5に入る、地酒の町。 ここでいう地酒の消費量とは、県民が地元の酒をどれだけ飲んでいるか――つまり、地元の酒をどれだけ愛しているかということだ。 それに、富山の酒は富山の食材とぴったりと合う。富山の酒は富山の肴でいただく。 地酒の飲み方としては、最高に贅沢な飲み方なのではないだろうか。
能登杜氏を受け継ぐ四天王「桝田酒造店」/富山県富山市 – NIHONMONO
能登杜氏という酒の匠 江戸時代後期に生まれ、もっとも酒造技術に卓越しているともいわれる、能登杜氏(のととうじ)