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生でも食べられるとうもろこし
富良野の盆地の中央で大規模農園を営む寺坂農園。うま味が詰まった美味しい野菜を全国に送り出している。広大なとうもろこし畑では、ちょうど貴重な品種であるサニーショコラとホワイトショコラの収穫が行なわれていた。「収穫は3日くらいで行わないといけない。それ以上置くと、糖度が下がっていく」とオーナーは説明する。生のままで食べられるサニーショコラを中田もその場でいただいてみる。「まるでフルーツのよう。青臭さもまったくない」と驚きの声がでた。この芳しさに熊や鹿も匂いを嗅ぎつけ食べにくるのだという。
とうもろこし直売で手ごたえをつかむ
寺坂農園のとうもろこしは9月~10月が収穫時。これらの品種は栽培も難しく、収穫量も少ない。「寒さでやられて全滅という年もある。それでもこの美味しさを味わったら、この品種はやめられない」とオーナー。直売所ではホワイトショコラを試食させてもらった。「品がよい味。コーンスープにも向いている。美味しい季節のものを加工してみては」とアイデアが生まれる。農協ではなく、全国に向け通販で直売しており、メロンは3万玉を売り上げるという。「通販は、直接声が聞けるところが面白い。向き不向きがあるが、自分は挑戦してよかったと思っている」とオーナーは話してくれた。