熊本で耳にした“メロンパン情報”
有明海に面した荒尾市で名物のメロンパンがあると聞き足を運んでみた。 メロンパンを作り続けて50年という「ふくやまベーカリー」は、こだわりの職人が独自の製法でメロンパンを作っている。
子どもから大人まで、多くの人に親しまれているメロンパンは、パンの表面にクッキー生地がついていて、外がサクサク、中がふんわりしているものが多い。このふくやまベーカリーのメロンパンも同様だが、焼きたてはもちろん、時間がたっても美味しいのが評価されている。また、中にピーナッツクリームをはさんだタイプも販売されていて、こちらも好評だ。名物と言われているだけあり、遠方から買いに行く人もいるそうだが、遠方から買いに行く場合は、予約をしておくのがおすすめ。メロンパン以外のパンももちろん販売しているし、電話やFAXでの注文も受け付けているそう。
お米とメロンを使ったメロンパン
一方、熊本の道中では、もうひとつ”地元で評判”のメロンパンに出会った。 それは、熊本県立鹿本農業高等学校の食品加工部と、阿蘇デリシャスが共同開発した「高校生のコメロンパン」。米の消費拡大と、地産地消をモットーに、米粉パンの開発を重ねてきた食品加工部が、『なぜメロンパンにはメロンが入っていないんだろう』という素朴なギモンから発案。企業の力をかりながら、九州産のお米とメロンを使用したオリジナルで、モチモチ感がたまらないメロンパンを生み出した。この「コメロンパン開発プロジェクト」は全国からも注目され、県内だけでなく県外の大手百貨店などで取り扱わわれているほか、2008年には日本学校農 業クラブ全国大会で、食料区分 最優秀賞(農林水産大臣賞)にも輝いた。