高いレベルの文化芸能に触れる場所「八千代座」 明治43年に“旦那衆”と呼ばれる山鹿の実業家たちの手によって作られた芝居小屋「八千代座」。江戸時代の伝統的な芝居小屋の様式を今に伝える建築物だ。 |
華やかな造りが魅力的な伝統的建造物向かって左手にあるのは“花道”。真ん中にある平土間の桝席は、一枡8人がけで座布団を敷いて座る。桝席を仕切る木枠は“歩み板”と呼ばれ、売り子さんがその上を歩いてお酒などを販売していたという。向かって右手には桟敷席。できる限り柱の数を減らし舞台を見やすくする工夫がされている。 |
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存続の危機を乗り越えて 江戸時代の古典的な様式を用い、当時は豊かさの象徴でもあった「八千代座」。しかし、100年以上の歴史の中には存続の危機に直面することもあった。昭和40年代になると映画やテレビなど娯楽は多様化し、八千代座は時の流れに取り残されることとなる。 |
ACCESS
- 八千代座
- 熊本県山鹿市山鹿1499
- URL http://www.yachiyoza.com