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作り手、買い手、使い手が丸くつながる器介護食器、福祉食器と聞くと、どんな器を思い浮かべるだろうか?プラスチック製のコップや器、ステンレス製のスプーン。福祉施設だけではなく、在宅介護など様々な場面で福祉食器が使用されている。 |
磁器だからできる形大沢さんの作る「てまるの磁器」には触ってみないと気づかないほど小さな工夫が施されている。それは口の内側に鋭角な“返し”を付けること。返しがあることで内容物が絶妙にひっかかるため、器の中のお粥をスプーンできれいにすくうことができるのだ。この返しは陶器や木の器にも付けられているが、磁器はより繊細な使い心地を追求しているのだという。 形のヒントになったのは、禅宗の僧が托鉢の際に持ち歩く「応量器」や、李朝時代の平べったく側面に立ち上がりのある広い器だった。 |
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さわってみてわかる。大沢さんのろくろ作業を見学する。 |
ACCESS
- 陶來 大沢和義
- 岩手県岩手郡滝沢村