![]() |
藩政時代から続く南部古代型染め岩手県に伝わる「南部古代型染め」の歴史は、1620年頃に始まる。当時の盛岡藩主が京都から蛭子屋三衛門(小野家)をご用染師として招いたのが始まりだ。南部藩の家紋である向鶴を中心にさまざまな文様の型を彫り、裃や袴、小袖などを彩った。 |
小野家に伝わる「型」長い歴史を持つ小野染彩所には古くからの型も多く残っている。何と300年前つまり1700年代の型も現存しているという。今回はそのなかからさまざまな物を見せてもらった。 |
![]() |
![]() |
きれいな水が描き出す色京都などでは型彫りと染めなどの作業は分業で進められるが、南部古代型染めはすべて一貫作業で行う。だから型を用意して糊を置き、染め上げてから水で流すという作業すべてを小野さんは行う。小野さんが「色は無限」というようにさまざまな色で染めることができるが、やはり染物の基本は藍だそうだ。 |
ACCESS
- 蛭子屋 小野染彩所
- 岩手県盛岡市材木町10-16
- URL https://ebisuyaonosen.wixsite.com/onosen