大輪の線香花火「やまと花火有限会社 齋藤公子」

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美しい線香花火へ、あくなき探求!

夏の風物詩、花火。なかでも、パチパチと静かに、それでいて優美にはぜる線香花火は、儚さをたずさえた日本の美を見せてくれる。その線香花火一筋の花火職人が、齋藤公子さん。父親の花火工場で18歳のころから修業を始め、以後30年、線香花火の研究を続けている。

斎藤さんの作る線香花火の特徴は、輪の大きさにある。一つ一つの花火が約30cmにも広がって飛ぶ。大きく、力強く、繊細な線香花火。その美しさは格別だ。大輪の花火の美しさを求めて全国から注文が入り、予約待ちが出るほどの状況である。

1本1本、手で手で縒って作る。

齋藤さんの線香花火の美しさは、持ち手の紙がピンとまっすぐに張っているところにもある。中田も紙をこよる作業を体験させてもらったが、これがなかなかうまくいかない。「これは難しい……」とポツリ。齋藤さんは「そんなことないですよ。こんなにきれいに作れるんだから」と優しい言葉をかけてくださったが、その齋藤さんですら、きちんと作れるようになるまでに1年はかかったという。

齋藤さんの線香花火は自分で楽しむだけでなく、お中元などの贈り物にする人も増えているそうだ。なんと、噂を聞きつけた海外の企業からも贈答品として注文があるという。日本の美を感じる、思いがけない贈り物として人気を集めているのだ。

ACCESS

やまと花火有限会社 齋藤公子
群馬県北群馬郡吉岡町小倉155
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