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仙台名産の曲がりねぎ仙台といえば、知っての通り宮城県の県庁所在地。つまり都会。だから野菜の生産が盛んというと不思議かもしれない。ところが、仙台市の野菜産出額は約30億円。この額は亘理郡に続いて、県内第2位の数字なのだ。(宮城県HP参照) |
曲がりねぎは「曲げて」作るねぎを知らない人はいないだろう。根元が白く、先端にいくと緑の葉が広がる。当然ねぎは白い部分がおいしい。実は、ねぎの白い部分は土の中にしかできないのだ。だから、地中深く根を張らせることができれば、ねぎのいちばんおいしい部分が多くなる。 |
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地元の食べ物を伝えていく「このねぎは昔、地域交流の中心でもあったんです」 と佐藤さんは話す。栽培、収穫、植え替え、皮むきなどの作業を地域のみんなでやったそうだ。そのようにしてねぎはこの土地の人をつないでいた。佐藤さんは曲がりねぎを単に商品としてだけでなく、地域風土としてとらえている。 ビニールハウスなどひと通り見学をさせていただいてみんなでテーブルを囲んで談笑。そのときに 「それじゃ、どうぞ」 といって差し出されたのが芋煮汁。撮影用のカメラのレンズが白く曇ってしまうほどに、湯気がふわふわとあがる。寒い時期だったので、思わず顔がほころんでしまう。 |
ACCESS
- 曲がりねぎ生産者 佐藤俊郎
- 宮城県仙台市宮城野区