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室戸海洋深層水のにがりを栽培に活かす最近スーパーでよく見かけるフルーツトマトもいいけれど、やっぱり甘酸っぱさが懐かしい普通のトマトも捨てがたい。仁淀川(によどがわ)のほとりの高知市春野町で、野村巧さんがつくっているのがまさにそんなトマトだ。 その美味しさの秘密は、肥料として使用している室戸海洋深層水のにがりにある。何百年も地下をめぐり、汚染度が低く栄養をたっぷり含んでいる深層水だから、ミネラル成分が高まり、栄養が豊富なトマトができる。ずっしりと重いミネラルトマトは、栄養がたっぷり詰まっている証拠なのだ。 |
水質日本一の清流と温暖な風土が育むもう1つ、ミネラルトマトを育むものに、仁淀川の清流がある。仁淀川は、愛媛と高知を縦断して流れる川。四万十川の影に隠れて目立たない存在だが、じつは国土交通省が2003年におこなった水質調査では第1位に選ばれたほどの名河川だ。宮尾登美子の自伝的小説、『櫂』『春燈』『朱夏』『仁淀川』の4作の舞台にもなっている。 |
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ACCESS
- ミネラルトマト
- 高知県高知市春野町西畑353