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すべて手作りの南高梅
梅が特産の紀州で、みなべ町とともに梅栽培が盛んな田辺市。その様子は「一目10万本、香り千里」といわれ、開花期には多くの花見客でにぎわう。
その田辺市にあって梅栽培を行う「中道農園」は、栽培だけでなく、梅干しの製造も行っている。梅干しに使う梅は、もちろん「中道農園」で採れた最高級品の南高梅。
じつはこの南高梅、味、食感は最高なのだが、ひとつだけ欠点がある。それは、果肉が柔らかいため、オートメーションによる加工が難しいこと。そのため、中道農園の梅干しはすべて手づくり。大量生産というわけにはいかないが、ひとつひとつに目と手が行き届いた、丁寧な梅干しづくりができる。
やみつきになる逸品「焼梅」
もうひとつ、「中道農園」で梅干しに劣らぬ人気を誇るのが、焼梅。
紀州の特産品である備長炭を使い、ゆっくり、じっくり火を通すことで、熟成された旨みが生まれる。
焦げ目がついた焼梅は、酸味と甘みと香ばしさが絶妙!
南高梅と備長炭、紀州だからこそ成立するコラボレーションなのだ。