“六識”を通して岩手を満喫する「湯川温泉 山人」

“六識”を通して岩手を満喫する
「湯川温泉 山人」

雪国の自然に抱かれた御宿

岩手県北上市と秋田県横手市の中間地点に位置する和賀郡西和賀町。奥羽山脈に抱かれた高原性の盆地にあり、和賀川の源流域としてブナの原生林に覆われた豊かな自然に囲まれた場所だ。特別豪雪地帯に指定され平均年間降雪量が10メートルを超えるという正真正銘の「雪国」。こうした厳しい気象条件と雪の恵みにより、森、水、生き物がありのままに循環する。
豊富な湯量を誇る湯川温泉は、古くから秋田、岩手の両県から人々が湯治に集まり親しまれてきた。この温泉地から少し山あい入った場所にひっそりと佇む御宿 「山人(やまど)」は、日々の喧騒から離れて自分自身や大切な人と向き合うための「リトリート」と「ロハス」をコンセプトにした癒しのリゾートだ。

山人のおもてなし

山人が大事にするおもてなし、それは六識「眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識」を通して満喫できる、空間、しつらい、しかけを提供すること。
心に響く「リトリート」と「ロハス」を表現した館内は、木のぬくもりを感じ周囲の自然と調和するモダンな空間だ。客室には源泉掛け流しの半露天個室風呂が設えられ、24時間好きな時間に入浴することができる。テラスで過ごすもよし、室内で音楽を楽しむも良いだろう。

こだわりの料理はお食事処「福善坊」にて。料理長が自ら山に入り収穫した自慢の山菜やキノコ、自社農園「山人ファーム」で栽培した野菜や飼育した地鶏。白金豚や岩手牛を、驚きに満ちた料理に仕上げる。
「その季節でなければ食べられない食材、その季節に一番美味しくなる食材がここには山ほどあります。昔ながらの自然資源や地場産物を、昔ながらの方法や日々創意工夫を重ねた様々な手法でご提供致します」(山人 高鷹由枝さん)
おすすめの食材は数え切れないほどあるが、西和賀町の特産である西わらびをはじめとする山菜類は、とろけるような舌触りが食する人々を虜にするという。


岩手の旅を楽しむために

「岩手は四国4県と同じくらいの面積をもつ県です。沿岸・県北・県南・内陸・・・それぞれに見所もたくさんあります。一日で観光するには広すぎます。数日かけてゆっくり楽しむのがオススメです」(山人 高鷹由枝さん)
冬に訪れれば白銀の静まり返った世界と暮らしの暖かさの両方を感じ、春の雪解けにはカタクリの花が山を覆い鳥の生き生きとした囀りが聞こえる。
何度訪れても飽きない大自然と六識を満たすおもてなしで、岩手の旅を満喫することができる御宿なのだ。

ACCESS

山人
岩手県和賀郡西和賀町湯川52地割71-10
URL http://www.yamado.co.jp/