文豪の愛した京都の旅館「柊家」/京都府京都市

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数奇屋造りの美しい旅館

創業は文政元年。今より200年前から御宿を営む老舗旅館「柊家」。木造数奇屋造りの旧館には全21室の客室がある。この歴史ある日本家屋に泊まるということは、現在においてはより価値の高いことではないだろうか。
茶の湯の文化により淘汰された数奇屋造りの建築は、庇を深めに作ることで、お庭と客室に深い陰影を作る。客室から美しい縁を臨むことができるのは、客人をもてなす200年前から続く文化の現れだ。

おもてなしの心

2006年にオープンした新館は、新たなニーズに応える為の空間となっている。客室は7室。和室に現代の生活様式を織り交ぜたより自然に過ごすことができた空間。また硝子張りの新館広間は開放的なお座敷となっており、様々な会に利用出来るという。
「柊家」のもてなしの心は「来者如歸」を尽くすこと。来る者帰るが如し、客人が自らの家に帰るような安らぎを感じるもてなしをする。その、落ち着いた接客の心得から、文豪川端康成氏もよく訪れたと言われている。
京都に旅する人々、出迎える人々。「柊家」でのひとときは、時代を超えた安らぎの時を過ごすことができるのだ。

ACCESS

柊家
京都府京都市中京区麩屋町姉小路上ル中白山町277
URL http://www.hiiragiya.co.jp/
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