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上機嫌になれる“上喜元”おいしいものを食べると、気持ちよくなれる。きっと誰でも感じたことがあるだろう。これはお酒だって同じだ。うまい酒を口に含んで喉を通すと、上機嫌になれる。ここ酒田酒造にはまさにその“上機嫌”をそのまま名前にした“上喜元”というお酒がある。有名なお酒なので知っている人も多いと思うが、すっきりとした飲み口にも関わらず、芳醇な旨みが漂う逸品だ。 |
いまが一番おいしいときお話を伺ったのは山形で指折りの名杜氏といわれる社長の佐藤正一さん。佐藤さんは「お米の種類や機械の向上といった技術の向上を考えると、日本酒はこれまでの歴史上、いまが一番おいしいと思います。数値と感覚を合わせていいものを作っていくことができる」と言う。 |
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自分の好きな酒を探す「実は日本酒が好きな人は多いと思う」と試飲をさせてもらっている際に副杜氏の佐藤さんは話す。「ただ、自分の好みがわからない人が多いのも事実。いろいろと試せない人が多いんじゃないかな」。いいお酒に出会えないで飲まずにいる人が多いと感じているという。 さらに発泡酒も造っている。発泡酒というのは、瓶やタンクのなかで酒に二次発酵をさせて炭酸ガスを充満させて作ることが多いが、ある有名な二次発酵のお酒を飲んだときに「これには勝てないな」と思ったのだという。そこで、無理に対抗するよりもガス充填をしていかにいいものを作るかということを考えた。発酵はだいたい30日ぐらいかける。だから同じように長期間ガスを充填し続けて泡が抜けないようにして、スパークリング感を味わえるような酒を造り出しているという。より良い酒のために発想を切り替えることも大事なのだ。 |
ACCESS
- 酒田酒造株式会
- 山形県酒田市日吉町2-3-25
- URL https://yamagata-sake.or.jp/publics/index/67/