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宝石よりもやわらかな水晶は「木」で磨かれるピンと緊張感のある一輪挿し。 河野さんによれば、水晶は、宝石よりも若干柔らかい石だそう。 水晶に研磨剤を塗りながら、高速でまわる機械の先端で削るのを見せていただくと、「あれ、これって、研磨剤がにごってるから、手元の石って見えないんじゃないですか」と中田が疑問を口にした。 |
水晶細工と切子の意外な共通点その言葉で中田が思い出したのが、薩摩黒切子だった。「以前、薩摩黒切子の削りを体験させてもらったんです。そのとき、描画した線が見えなかったからものすごく難しかったおぼえがあります」 「するどい」といった河野さんは、中田のほうを振り向き「わたしも江戸切子の職人さんに知り合いがたくさんいるんですよ。確かに似ているところがある。だから仲間同士、お互いに技術を交換して、新しいものを探っています」 甲州では約1000年前に水晶の原石が発見されたといわれている。それから年月をかけ、細工の技術が発展してきた。 |
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ACCESS
- 河野道一
- 山梨県 甲府市飯田3丁目1−25
- URL https://konocrystalart.business.site/