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種からはじめる自家採種
自家採種で有機農業を続けている岩崎政利さんは、有機農業に向いた種を求めていくうちに、自家採種にたどりついた。自家採種とは自分で種を採ること。自分が栽培した作物の中から優良な株を選び、種を採って次の播種用として使用する。ちょっと聞くと普通のことのように思えるが、実は、一般的な野菜づくりでは、生産者が種苗会社から種や幼苗を購入して、播種・定植し栽培していて、自家採種に取り組んでいる農家は少ない。有機肥料によるづくり、肥料を極力抑えた野菜作り、土を耕さず自然に近い状態で栽培する「不耕起栽培」、そして「自家採種」。鉢巻山の裾野にある畑で試行錯誤を繰り返しながら、ほんとうにおいしくて、生命力の強い野菜づくりに取り組んでいます。