市民交流型の自然農園「門藤農園」/広島県東広島市

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生態系の循環で農園を

夏には蛍が舞う、空気が澄んだ静かな里。門藤(もんどう)農園は、周囲を山に囲まれた加茂郡福富町にある。
「生きた土からでないと、生命力あふれる作物は育たない」――
こう考える門藤農園のお手本は、自然のなかの森や川。森林や川、池では、化学肥料や農薬に頼らなくても植物が繁茂している。だったら、農業でも自然の循環になるべく沿った育て方ができるのではないか。
門藤農園の完全自然米の田んぼでは、ワラやもみ殻、米ヌカなど、田んぼで出来たものをまた田んぼに返して土をつくる。それで足りない養分は、有機質肥料(MOAの認可資材)を使用。除草はアイガモと紙マルチで。土壌改良剤なども使用せず、自然のままの米づくりに挑んでいる。

交流し、チャレンジすること

米づくりのかたわら、栽培した米を使った純米吟醸酒や生みそを手づくりして販売もしていて、買い求めた人にこちらも好評だ。
また門藤農園は、市民交流型農園という一面を持っている。年に数回「夏の田んぼ体験」「秋の田んぼ体験」などの交流会を開催するほか、自分で畑仕事をしたい人向けに市民農園も開放している。
「やってみたいけど、農業のことなんてまったく分からないよ…」という人には、自然農法の農業塾「沙羅樹楽舎(しゃらのきがくしゃ)」で1年間学ぶことも可能。もちろん農場見学や農作業体験だけでもOKなので、興味がある人は気軽にチャレンジしてみよう。

ACCESS

門藤農園
広島県東広島市福富町上戸野3048-2
URL https://mondofarm.on.omisenomikata.jp/
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