佐賀県嬉野市の名物は、嬉野茶。この地域には室町時代、中国から茶栽培の技術が伝えられ始まったと言われている。ちょうど収穫が始まる5月初旬、嬉野を訪ねると、多くの製茶工場から蒸気の湯気が立ち上り、街中に香ばしい茶の香りが漂っていた。通常、茶は茶葉を育てる農家と商品化して販売する卸問屋が異なる。だが、副島園では栽培から販売までをすべて自社で行っている。 |
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“屋根のない茶室”で至福のティータイム「嬉野は、釜炒り茶をルーツに持つ蒸製玉緑茶で知られています。ぐり茶とも呼ばれている、玉のようなお茶です」 |
収穫が始まったばかりの茶畑を歩く。高台の斜面の副島園の畑からは、嬉野の街を一望できる。ちょうどこの日は八十八夜。この日に摘まれた茶を飲むと、健康に過ごせると言われている。畑では副島さんの家族が総出で茶葉の手摘みを行っていた。 |
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「お茶は品種や製法、淹れ方によって繊細に味が変わる飲み物。でも日本酒と同じかそれ以上に身近なのに、みんなよく知らない。僕もこれから勉強していって、日本茶のことをもっと知りたいと思います」 |
こちらでもご紹介しています。
ACCESS
- 副島園
- 843-0302 佐賀県嬉野市嬉野町下野甲427
- URL http://soejimaen.jp/