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森、庭、アート、食…多角的に自然を見つめるガーデン
広々とした緑が生い茂る十勝千年の森には、森の草原、水辺、牧場といった多様な自然環境があり、動物や植物が季節ごとに様々な表情を見せる。木々は手入れをされ、自然な状態に近づくように森づくりがなされている。もっとも美しいと評される庭、日本ではあまりないセグウエイツアー、オノ・ヨーコなど著名な芸術家の現代アートの数々、乗馬、チーズ作り…と十勝ならではの体験ができる。自然と人との共生を目指し、未来型のライフスタイルに触れられる場所だ。
日高山脈との一体感が圧巻の庭園
中心施設の一つ、十勝千年の森にあるダン・ピアソン氏が設計した「アース・ガーデン(大地の庭)」を訪れた。「雄大な日高山脈がいわゆる“借景”のようだ」と中田。庭の芝山と山脈との一体感に自然のスケールを感じたようだ。「アース・ガーデン(大地の庭)」と「メドウ・ガーデン(野の花の庭)」はともに2012年、イギリス・ガーデンデザイナーズ協会において、日本初となる最高位の大賞「グランドアワード」に輝いた庭だ。力強い自然が織りなす北国の庭園風景は見るものを圧倒する。