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秋田天然杉が生んだ工芸秋田は吉野と並ぶ杉の産地。そのなかでも能代市は、秋田杉が豊富にはえる土地だった。その秋田杉を使った工芸品が秋田杉樽桶。お話を伺った鎌田勇平さんも「天然杉があるから生まれた」と最初にお話をしてくれた。 |
生活に密着した道具秋田杉樽桶は、平安時代に建てられた秋田城跡からも樽の木片が見つかったという報告があるほど生活に密着した道具だった。江戸時代に入ると秋田藩主の奨励により、製造が盛んになりどんどん普及していった。杉の温かみのある柔らかさ伝わってくるなかに、しゃんと筋の通った美しさも兼ね備えた工芸品だ。 |
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道具だからこそ理由がいるこれは”道具”としての認識があるから。お話の最初に、杉がいかに日本の食に適しているかという話をしてくれた。例えばおひつ。現在の電子ジャーではなく、自然と冷めていく杉だからこそ、ご飯に甘みが出てくるのだという。酒や醤油、漬物といった発酵文化を支えているのも呼吸ができる杉樽。そういったことを力説してくれた。 |
ACCESS
- 有限会社 樽富かまた
- 〒016-0895 秋田県能代市末広町4-3
- URL https://www.tarutomi-kamata.com/