田んぼは楽しい!「米農家 武藤傅太郎」/山梨県富士吉田市

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安全性ともっちり感にこだわった「ミルキークイーン」

武藤傅太郎さんが主に作るのは「ミルキークイーン」。
「あ、僕、そのお米好きなんですよ。もっちりとしてて」と中田が言うと、武藤さんはにっこりと笑って「うれしいですね」と答えた。

「外国の安いお米に対抗しようと思って、1989年ぐらいからいろいろ試行錯誤したんです。美味しく安全な、日本らしいお米を作ろうと思いまして」

武藤さんによれば、ここ富士吉田市は標高が高く米作りには適さないと言われてきた土地だそうだ。「山梨県は火山灰土だし、おいしいお米は作れないと言われていたんですよね」でも、その土地にはその土地のおいしさがある。武藤さんは、肥料などを長年研究してこの農法にたどり着いた。そして、全国名稲会ダイヤモンド賞を始め数々の賞を受賞する、全国でも有名なお米に育ったのだ。

大変、でも楽しい。—— 良い米はポジティブな努力で作られる

武藤さんの米はすべて有機でつくる。「田んぼのものは田んぼのものでやるのが一番。きっと昔ながらのものを食べていれば、おいしく健康でいられるんですよ」
その言葉を証明するように、武藤さんの田んぼでは大冷害のときも平年通りの収穫量があったという。

「朝からずっと田んぼに出て、忙しいときは、本当に大変なんでしょうね」と中田がいうと武藤さんはまたにっこりと笑って答えてくれた。

「もちろん大変ですよ。でもね、楽しいんですよ」

ACCESS

武藤傅太郎
山梨県富士吉田市下吉田1328
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