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淡路島の海鮮づくし
4つの海と3つの海峡に囲まれた淡路島。島のまわりでは海流と海流がぶつかり、複雑に入り組んでいる。こうした場所はプランクトンが集まりやすい。魚にとっては絶好の棲家だ。そのうえ、海流でもまれて育った魚は、身が引き締まって美味しくなる。せっかく淡路島に来たからには、獲れたて新鮮のプリプリの魚に舌鼓を打たなくてはもったいない――。
というわけで、その日に水揚げされたばかりの新鮮な淡路島産の魚介類をいただけるお寿司屋さん、「金鮓」(きんすし)へ。
看板メニューは、淡路島を代表する味覚、伊勢えびのから揚げ。伊勢えびは養殖ができないため、天然モノだ。それを1本丸ごとから揚げにするという豪快さ。頬張ると、プリプリとした触感、伊勢えびの甘みが口いっぱいに広がる。
店内には、友人である島田紳助氏の絵が飾られ、カウンターから見上げると、天井には大将が大好きだというフェラーリの絵が飾ってあるなど、料理以外でも楽しませる要素が効いている。
オススメは、魚介づくしのコース。淡路の特産・たまねぎをふんだんに使用した伊勢えびのサラダに、伊勢えびのから揚げ、メバルの煮付け、サザエの辛子味噌、そして締めに握りの盛り合わせという内容で、〆て6000円なり。ただし、その日に水揚げされた魚介類によって、内容が変わることもある。魚介づくしでボリュームたっぷり、これぞ淡路を堪能するにはもってこいのメニューだろう。