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燃えやすく消えにくい“菊炭”木炭というと、すぐに思いつくのが備長炭だが、その備長炭とともに最高級といわれているのが「池田炭」の名で知られている菊炭である。切り口が菊の花のように割れているところから、菊炭という。 その歴史は古く、1000年ごろには、銀の精錬用に焼かれていたといわれている。燃えやすく消えにくい、そして灰までが良質だということで、のちには精錬用のみならず広く行き渡るようになった。 |
茶人に愛でられた炭の魅力灰が良質とはどういうことか? |
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500年前から変わらぬ窯の構造その職人さんの1人、小谷義隆さんの工房で、炭焼きを見せていただいた。小谷さんのところで使っている窯は23年もの。なかには100年も昔の窯を今も使っている工房もあるそうで、その構造は500年前から基本的には変化していないのだそう。窯に使われている石や土も、すべてこの地のものが使われているという。 |
ACCESS
- 能勢菊炭
- 大阪府豊能郡能勢町下田尻301
- URL http://kikusumi.com/